死ぬまでに数回はモテたいもんだ

3月20日(日)

午前中に1本原稿作成、入稿。ジェラート屋さんの記事だが、食べた事がないのでいまいちリアリティーに欠けた気がする。

というより、未だにジェラートとソフトクリームの区別がきちんとついていない人間が、ジェラート屋さんについて書いてはいかんと思う。思うけれども、仕事だから仕方が無いやね。

「知らない」くらいだったらまだしも、積極的に反発を感じたりする人や会社について、書かねばならぬ時もある。僕は取材の際はたいていニュートラルで、とりあえず原稿を書き終えるまでは取材対象のファンになっているよう心がけている(そうでなきゃ、良いところなぞ見つけられないことも多いので)が、それでも「こいつはちょっと」と感じることが、年に数回、ある。仕事だから何とかこなすけれども、ひゃりそんな時は「いやな商売だ」と感じる。人間だもの、好き嫌いはあるさ。

本の紹介記事のために『これからのエリック・ホッファーのために』を読む。何とか今日中に読了し、記事にまとめねば。それにしても文字数が少な過ぎる。倍は欲しいなあ。ほぼ何も書けない。300字もないんだもの。せめて1000字書かせてくれえ!

夕方からはイシヲロシアのライブを聴きに「古舎」へ。そういや昔は女性とよく行ったものだ(遠い目)。今はそんなこともなくなり、そもそも酒を飲まなくなり、ただの貧乏なおっさんとして君臨している。ああ、虚しい。たまには女性にもてたいものである。

というのはウソで、そもそももてたことがないから「せめて死ぬまでに数回は」である。なぜ数回かといえば、1回じゃ虚し過ぎるではないですか。

いま読みさしている『キース・エマーソン自伝』は、裏テーマが「私はいかにモテまくったか」みたいなところがあって、とにかくやたらと女性と同衾している。そういえば死んだ時も日本人女性と一緒に住んでいたものなあ。70歳現役だったわけだ。上原謙かね。こっちは50歳ころには......いやいやいや。

 ライブは非常によい雰囲気。オツベル君が前座。イシヲロシア女史がププ湯沢氏とメインアクト。イシヲロシアさんの「ノクターン」→「願い」にやられる。ああいうミノワソング連打は、ちょいと卑怯だと思いつつ、密かに感動。湯沢さんのバッキングも相変わらず良い。

湯沢さんが(どこまで本気か分かりませんが)「今年はmora-tauさんとやりたいね」と言ってくれて、何やら実に幸せだった。冗談でもそう言ってもらえれば、何だか少し先輩に近づいた気がする。

夜、ライブから戻って原稿作成。途中笹沼様のお迎え、食事をはさみ、残りを書く。『ホッファー』も読み終わり、急いで原稿にする。

まとめて入稿。これでひと段落。

明日はお彼岸で墓参りに行かねば。その後で、金曜日の夜いらいほったらかしのシンセを再度セッティングしなくてはいけない。貧乏暇なし。