イーストウッドとマカロニウェスタン

4月30日(土)
紀伊國屋書店でマカロニウェスタンシリーズ『荒野の用心棒』購入。その後で喜久屋書店にハシゴ、『病の日本史』など3冊購入。それから昼食も買ったら合計5000円になってしまって、反省。

それでも『荒野の用心棒』はカッコいい。名無し3部作では一番カッコいいのではないか。女性がきちんと出てくるのもこれだけだし。
今度『用心棒』も観直そう。

二階堂卓也だったか「レオーネ作品はマカロニではない」旨言っていたが、確かにその通りで、他のマカロニにある油っぽさ、しつこさみたいな風味には乏しい。その欠落が、しかしレオーネを世界的な監督にした。

考えてみればマカロニはレオーネが生んだジャンル。彼を真似るところからスタートしているが、それだけに彼にある点も無い点も拡大されていきジャンルの特徴となって行くのは当然だろう。『用心棒』以降の時代劇、『仁義なき戦い』以降のやくざ映画、『スターウォーズ』以降のスペースオペラ。ジャンルはしばしば強力な作品から始まり、後続がそれを真似つつそこに無い要素を盛り込んで、そうやって特徴が出来て行くものだ。

って何だか新聞のコラムみたいな文章になっちゃったなあ。